日記:2019年5月9日②
けあけあ
フリーライター 飯島章太のサイト
※かなり感情的に書いた感想ですが、こうして吐き出さずにはいられなかったので投稿します。
ようやく『ちいさいひと』の続編を読み進める。
『新・ちいさいひと』の第3巻は一時保護編ということで、非常に興味深く読んだ。
正直、これまで受けてきた研修よりも
ずっと一時保護所のことについて正面から取り上げていて、よっぽどこれまでの研修よりも教えられることが多かった。
それだけ丹念に調べて作り上げられた作品なのだと思う。何度も読み返したい。
一方で私自身情けなくなった。
働く身でありながら、ここに書かれていることが
全く身につけられていないことがわかった。いったいこれまで何してきたのかとすら思う。
一時保護所に関する研修は、これまでほぼ受けた経験がない。保護所はこういう場所で、という概略はあった。しかし、そこでどういう対応が求められて、どんなことに気をつけるのか、子どもの置かれている心境はどんなものか、などについては、全く研修では取り上げられていない。
働く上では確かに「私は」困らない。先輩の背中から(まあ見せてもらえる暇さえないのだが)、その日をこなす上での実用的な知識は徐々についてくる。しかし、働く上での姿勢や思いや具体的な接し方、研修よりもよっぽどこのマンガを読む方が実践的な知識になった。
この本でもこう書かれている。
「一時保護所の職員研修についてのカリキュラムを国は示しておらず現場任せだ。」
そんな研修の穴を補ってくれたのが、
このマンガであると思う。