裁判ブログ編
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2023年4月4日 社会学から学んだこと

けあけあ
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私が社会学を通じて学ばせてもらったことは、物事には必ず理由・背景・経緯があるということ。ハワード・S・ベッカーの『社会学の技法』を通じて、強く意識づけられた部分だった。

人が行動するには理由がある。「何も考えずに行動している」とか、「たいした理由なく行動している」という風に見ているとしたら、それは単なる見ている側の思い込み・見たくないものを見ない・無意識の行動であることが多い。

その人がその行動や決断をしたのには理由がある。

その出来事が起こったことは、当たり前に起こるものではなく、経緯がある。

そこに触れずに、もしくは無意識に触れられずにいれば、

表面的なものしか見えないだろう。

残念ながらそこに発展性はない。

できることは、先へ進むことではなく、起きた出来事や行動を振り返って、その理由や背景をきちんと見つめ(これは概して耳が痛いことが多い)、それを繰り返さないようにしていくだけだ。

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飯島章太
飯島章太
フリーライター
元児童相談所職員での経験を活かして、子ども・若者のケアに関わる人たちに取材を続けています。著書に『図解ポケット ヤングケアラーがよくわかる本』 。
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