日記:2019年5月20日 【辞めたくなるくらい・・・】
けあけあ
フリーライター 飯島章太のサイト
私が社会学を通じて学ばせてもらったことは、物事には必ず理由・背景・経緯があるということ。ハワード・S・ベッカーの『社会学の技法』を通じて、強く意識づけられた部分だった。
人が行動するには理由がある。「何も考えずに行動している」とか、「たいした理由なく行動している」という風に見ているとしたら、それは単なる見ている側の思い込み・見たくないものを見ない・無意識の行動であることが多い。
その人がその行動や決断をしたのには理由がある。
その出来事が起こったことは、当たり前に起こるものではなく、経緯がある。
そこに触れずに、もしくは無意識に触れられずにいれば、
表面的なものしか見えないだろう。
残念ながらそこに発展性はない。
できることは、先へ進むことではなく、起きた出来事や行動を振り返って、その理由や背景をきちんと見つめ(これは概して耳が痛いことが多い)、それを繰り返さないようにしていくだけだ。