月約40時間のサービス残業と燃え尽き〜千葉県児童相談所職員2ヶ月と20日目〜
1 不眠や燃え尽きなどの症状の自覚
シリーズ「なぜ元職場の千葉県・児童相談所に裁判を起こしたのか」の職員時代の勤務編。
前回は、定員の2倍を超えた一時保護所の子どもたちや職員の状況について、記事にしました。
6月の下旬ごろになると、不眠などの症状が本格的に起き、自分自身の燃え尽きを時間するようになりました。
2 月40時間のサービス残業への気づき
夜勤です。1時間ほど仮眠して、再び勤務です。上司は6時間仮眠とって、と言いますがそれがなかなかできない現状です。おやすみなさい。
と思ったんですが、ふと思ったので追加。
通常は8時半から17時半なんですが、時間換算すると9時間なんですね。おそらく普通は1時間ほど休みがとれて8時間労働で良いのでしょうが・・・
私たちは休憩がないので9時間労働が通常、つまり毎日サービス残業を1時間している計算。加えて、その後に残業もあるわけですからちゃんとした計算ですると、総残業時間でいえば、(あらかじめ)40時間は余裕で超える感じですね・・・
うわぁ・・・気づかなくていいことに気づいてしまった・・・
20時間は絶対サービス残業か・・・
はい、もうゴタゴタ考えず寝ます。
(6月16日日記)
夜勤の仮眠時間は、ほとんど寝れない状態でした。
いろいろ職場について違和感を再び考えるようになったとき、自分自身のサービス残業について気づくことになりました。
実は当時は、夜間勤務の仮眠時間は労働時間に換算されていると思っていたため(これがわかったのは退職して千葉県庁と交渉している最中)、
昼休憩時間だけでも、月約20時間はサービス残業でした。ここからさらに、夜間勤務の仮眠時間(午前1時〜5時半)が休憩時間とされていたことを考えると、そのほかの残業時間をのぞいても、月約40時間はサービス残業とされていたことになります。
そんな気づきたくなかった自分の状況に気づいていくことになりました。
3 燃え尽きへの対策を考えた
まあ慣れないことしているので、疲れるのはしょうがない。
本当に1日中寝ているだけの時があるのもしょうがない。
疲れて免疫が下がって、喉がガラガラになって風邪っぽくなるのもしょうがない。
ただ正直これ続けてたら、気持ちが持たない気がしてきた。リフレッシュの仕方は色々試してきたが、仕事中の心のもちようで迷っている。
なので以前、おススメいただいた
水澤 都加佐、2007『仕事で燃えつきないために―対人援助職のメンタルヘルスケア』大月書店
が今は心の扱い方の支えになっている。
もう一つ積ん読しているのは、勉強会のときに知った本の
井上 麻紀、2015『教師の心が折れるとき: 教員のメンタルヘルス 実態と予防・対処法』大月書店
は職業は違うが、参考になるなと思っている。
(6月20日日記)
この時期、そろそろ自分は危ないかもしれないと思い、燃え尽きやメンタルヘルス対策をしようとします。
本当に休みの日は1日20時間くらい寝ていましたし、それでも身体の免疫が下がっているのも感じていました。
不健康な労働環境は、心だけでなく、身体も蝕んでいくのだと感じました。
4 終わりに
勤務から2ヶ月と20日を過ぎ、不眠などの自覚症状が出てきたと同時に、サービス残業など自分自身への労働環境への違和感を持つようになったことを、記事にしました。
自覚ができるようになったことはよかったと思いますが、その後結局あまりの勤務の過酷さに、それすらなくなってきます。
次回は、6月終わりごとに考えていた転職への思いなどを記事にしたいと思います。