児童相談所職員からフリーライターへの転職〜児童福祉のセカンドキャリアを考える〜
0 児童福祉での経験は、別の業界で活かせるか?
こんにちは〜。見に来てくれて、ありがとう〜。
ご覧いただき、ありがとうございます。
フリーライターの飯島章太です。
この記事では、なぜ前職の児童相談所職員からフリーライターになったか
について記事にしています。
私の一つの例ですが、児童福祉の経験を他の業界でどのように活かせるかについて、
書いてみたいと思います。
あくまで参考程度だけどね〜。
児童福祉から別のキャリアへ進むことを考えている人や、
これから児童福祉業界で働くことに関心ある人などに、
参考になっていただければありがたいなと思います。
1 まずこの記事で伝えたいこと
先にこれだけは伝えておくね!
まず私がこの記事で伝えたいことは、以下3つです。
じゃあ、次から詳しくみていこう〜!
2 簡単に自己紹介
2−1 ポートフォリオ
私のフリーライターとしての実績については、noteにまとめているものがありますので、そちらもよろしければご覧ください。
またもう少し詳細なポートフォリオについては、このブログ内にまとめていますので、以下もよろしければご覧ください。
ポートフォリオっていうのは、自分のことや実績を紹介するプロフィールのようなものだよ〜。
2−2 何を書いてきたか
私は前職児童相談所職員だったこともあり、ライターとしてこどもや福祉に関わる記事などを書いてきました。
例えば、2023年には以下の本を出版したり、
雑誌に寄稿をしたり、
ウェブの記事をかいたりなどしています。
また、こども福祉関連の執筆に限らず、アンケート分析、調査レポート、議事録、アニュアルレポート、ウェブサイトなどの作成や、インタビューや取材記事、イベントレポートなどの作成やブックライティングもしてきました。
児童福祉以外の執筆を依頼くださった方から、「福祉の経験があるので、人と関わるインタビューなども得意なんじゃないかと思って、依頼しました」という方もいらっしゃいました〜。
3 なぜ児童相談所職員からライターになったか
元々私が児童相談所で働きたいと思ったきっかけとしては、こどもの話を聴くことで、何か支えになれることがあるのではないかと思ったことが大きくあります。
一方で現場で働く中で感じたのは、こどもだけでなく、職員や現場の声もまた、聴かれる機会がないということでした。
そのためライターとして、こどもたちや現場の人たちの話を聴いたり、すでに多く公開されているデータや資料を読み解くことで、その人たちの声をより多くの人に届けたいと思うようになりました。
かっこよくいえば、児童福祉と社会をつなぐ架け橋の一端になりたいと思ったのでした。
かっこつけすぎだね〜。
4 児童福祉のセカンドキャリアについて伝えたいこと
今児童福祉の現場にいてセカンドキャリアを考えている人や、これから児童福祉の現場につく人たちに伝えたいこととしては主に3つあります。
4−1 「人の話を聴く」というスキルは他の業界でも役にたつ
それは、「人の話を聴く」というスキルはどの業界でも大切だということです。
私はライターとして活動する中で、さまざまな人と関わってきましたが、児童福祉の現場で活きた最も大切なスキルは、「人の話を聴く」ということでした。
①共通点1:相手への想像力
例えば、取材相手とやりとりをしたり、取材前に相手のことを知ろうと資料を読んだりする際には、まず相手への想像力を働かせることが大切です。
これは児童福祉の現場では、こどもと関わる前に、きちんとこどもたちのことを知ろうと記録を読んだり、こどもたちが過ごしやすいように配慮することを考えたりしてきたこととつながります。
②共通点2:想いやニーズを汲み取る力
次に、それらの想像力を踏まえてライターは、目の前の取材相手が本当は何が言いたいのか、伝えたいのかについて、想いを汲み取ろうとする力が大事だと思います。
これは児童福祉の現場では、関わるこどもたちのニーズがどこにあるのかについて、話しながら、様子をみながら把握するように、トレーニングをしてきたかと思います。
③共通点3:関係性づくり
そして3点目としては、ライターと取材相手も人と人との関わりですので、お互い「取材があってよかった」と思ってもらえるような関係性を築くことが大事です。取材する自分自身にとってももちろんのこと、相手が「取材を受けることでまた気づきがあった」など取材が相手にとっても良い機会になることが、大切かと思います。
これは児童福祉の現場でも、こどもたちとエンパワメントし合う関係性を重要視する考え方と似ているかと思います。ケアするだけでなく、むしろこどもたちと関わることで励まされている自分に気づく方も多いかと思います。
このように取材する側ー取材される側、ケアする側ーケアされる側という、一見不均衡な関係性を、お互いにとって意味がある関係性へと変化していく点は、児童福祉もライターも共通している点なのではないかと思います。
以上のようにみてくると、児童福祉の現場の人からすると、仕事でごくふつうにこなしている人も多いのではないでしょうか。この当たり前にやっていることが、他の業界では重要なスキルになります。
私はライターだけでなく、宿泊業のスタッフやITツールのお問い合わせ対応などの仕事もしてきましたが、同じように児童福祉の現場での経験は活きていました。
人と人が関わる仕事は、スキルも共通するのかもね〜。
4−2 「人の話を聴く」スキルは、人のつながりを作る
児童福祉の現場の人たちは、就職する前や勤務する中で、さまざまな人たちに関わってきたかと思います。
関わってきた人たちもまた、児童福祉の人たちだけでなく、企業で働く人たちや、さまざまな活動をしている人など、多様だったと思います。
それはきっと児童福祉で大切にしてきた「人の話を聴く」というスキルが、数えきれない人とのつながりを作っていたという証だと思います。
「人の話を聴く」というスキルは、仕事やキャリアで活きるだけでなく、人生のなかでさまざまな人たちとのつながりを作ってくれます。
そのつながりは必ず、こども福祉の現場を離れたとしても、助けてくれます。
私もライターをするなかで、さまざまな人たちの支えの中で生きてきました。
児童福祉の人たちはもちろん、イベントで数回であった人や、高校時代の人、たまたま外食した店員さんなど、多くの人たちに助けられて今仕事ができています。
「人の話を聴く」というスキルは、生きていくためにも大事なスキルの一つなのかもですね〜。
4−3 誰かを助けたいと思う人がこの世界で生きていることが、誰かの希望になる
最後に、私はこれだけは伝えたいことがあります。
それは「誰かを大切にしたいと思う自分のことも大事にする」ということです。
こどもの現場にいる人たちは、きっとこどもたちが直面してきた、世の中のいろんな苦しさやつらさ、悲しさ、絶望感などを、一緒に体験してきたのではないかと思います。
だからこそ、時には自分自身がつらくなって、疲れ果てて、燃え尽きて、もうこの現場では働くことが難しいまでに追い込まれてしまうことだってあります。
私もそうでした(詳しくはブログ内容をご覧ください)。
だからこそ、私から言えることは誰かを助けたいと思う人ほど、自分を大切にしてほしいということです。
もちろん「自分を大切に」と言われてもよくわからない人も多いでしょう。
だからこそ、いったい何をすれば「自分を大切に」することになるのか、
いろいろ試してみてほしいのです。
それに気づいていくプロセスが大事だと思います。
それができれば、それだけで100点なんだと思います。
そして、自分に余裕が出てきたときに、他の人たちを大切にしたいと思う場面に出会うかもしれません。
「自分を大切に」することがわかっていれば、より一層「他の人を大切に」するヒントも得られるかもしれません。
自分を大切にできれば、またより一層「他の人を大切に」できるときもあるでしょう。
何より誰かを助けたいと思う人がこの世界で生きていることが、必ず誰かの希望になるのだと、私は思っています。
5 おわりに
この記事では、私が児童相談所職員からライターになった経験から、児童福祉でのキャリアをどのように他のキャリアへと活かしていくかについて書きました。
たまたま、このようなお話をする機会があったので、記事としても書いてみています。
よろしければ何かのご参考になれば幸いです。
みてくれてありがと〜!