児童相談所職員時代に参考にしたおすすめ漫画25冊くらい(お仕事系など)【適宜更新】

けあけあ
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目次
  1. 児童相談所・一時保護所への理解
  2. 児童虐待への理解
  3. 社会的養護関連への理解(児童養護施設や特別養子縁組など)
  4. 多様な家族のあり方
  5. 子どもたちが直面する社会問題を考える
  6. お仕事マンガ
  7. その他(世界への見方)

児童相談所・一時保護所への理解

『ちいさいひと』夾竹桃ジン(2015年〜、小学館)

増え続ける児童虐待。すべての子どもたちの幸せのため、駆け出し児童福祉司の相川健太は今日も奮闘する! サンデーでのシリーズ連載開始以来、大きな反響を呼んだ真剣ドラマシリーズが、ついに単行本化!! その命を救うため、その笑顔を取り戻すため、日々戦う大人たちがここにいる!

小学館HPより
https://www.shogakukan.co.jp/books/09123449

『うちらのはなし』木村恭子(2023年、集英社)

【ママの友達】重い生理に悩む高1の星野と、妊娠のうわさをたてられたクラスの一軍女子・三上。それぞれの「おなかのなかの話」をきっかけに育まれるハートフル友情ストーリー! 【一緒に起きてる】ある日事故で家族を失った中2の川瀬天。喪失の果てに保護施設で出会ったのは、心に深い傷を負った1人の少女で…? やさしい希望の光に満ち溢れた感動のガールズサバイブ巨編! 「りぼん」の増刊号に掲載され、たちまち話題になった珠玉の2編を収録。

集英社HPより
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?jdcn=08X10000000028068100

児童虐待への理解

『凍りついた瞳』椎名篤子(原作)・ささやななえ(イラスト)(1996年、集英社)

暴力、放置、性的虐待など、子供虐待の恐るべき現実を描き、女性漫画誌『YOU』連載時から大きな社会的反響を巻き起こしたドキュメンタリー・コミックの決定版!

集英社HPより
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=4-08-785022-6

『ノラと雑草』真造圭伍(2018年〜、講談社)

貧困、虐待、JKビジネス。国内外から注目を集める最旬作家・真造圭伍が、この国に生きる少女の今リアルを見つめる衝撃の最新作!/刑事・山田はJKリフレのガサ入れ現場で、亡くした娘にどこか似た少女・詩織に出会う。母親からの虐待で家出を繰り返す詩織に迫る危険。山田は、少女を救うことができるのか。 希望を知らない家出少女と、希望を失くした中年刑事。 二人の出会いが、絶望を溶かしてゆく。

講談社コミックプラスHPより
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000315413

社会的養護関連への理解(児童養護施設や特別養子縁組など)

『いつか見た青い空』りさり(2011年・新書館)

<あとがきより>
幼いころは世界が大きくて、いつも顎が5センチ上を向いていた。
シスターや先生とお話するときいつもその顔の向こうに見えた空。
青い空があたり前すぎて空が好きとか嫌いとか考えた事もなかった子供時代。

でも、その当たり前の空が、オトナになってから思い出すと、とてもキラキラ輝いている。
オトナになったらもう見ることが無いと思っていた空。
ある日、私に話しかけてきたちびっ子がいた。
一生懸命さりを見上げて、さっき見つけた小さな大発見を語っている。
その瞳にね、さりのシルエットとその向こうの空が映っていた。
それは、さりがちびっ子だった時に見た風景と同じ空。
あの空がキラキラしていたのはちびっ子の瞳がキラキラしてるからとその時気がついた。

オトナになると大事なものが手の届く範囲にあるからあまり空を見なくなる。
でも、時々は小さな瞳に映る青い空を見てください。
そこにあなたはどんな顔して映っているかな。
どんな世界を子供に見せているかな。

新書館HPより
https://www.shinshokan.co.jp/book/b568643.html

『かぞくを編む』慎結(2019年〜、講談社)

さまざまな事情で産みの親による養育が困難な子どもを、新たな温かい家庭に迎え入れる特別養子縁組。民間養子縁組あっせん機関「ひだまりの子」のケースワーカーとして働く主人公・ひよりの元には、予期せぬ妊娠や不妊に悩む人々が訪れる。家族にとって一番大切なのは心の繋がりだと信じ、親と子に寄り添うひより。複雑な時代だからこそ読んでほしい、新しい「かぞく」の形を描いた感動作!待望のコミックス1巻発売!

講談社コミックプラスHPより
https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000034609

多様な家族のあり方

『水は海に向かって流れる』田島列島(2019年〜、講談社)

「俺がいなければ、この人の肩が濡れることはなかったのに」

高校への進学を機に、おじさんの家に居候することになった直達。
だが最寄の駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性の榊さん。

案内された家の住人は26歳OLの榊さんと
なぜかマンガ家になっていたおじさんの他にも
女装の占い師、メガネの大学教授と
いずれも曲者揃いの様子。

ここに高校1年生の直達を加えた男女5人での
一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まったのだが、
直達と榊さんとの間には思いもよらぬ因縁が……。

久しぶりに始動した田島列島が自然体で描くのは
家族のもとを離れて始まる、家族の物語。

講談社コミックプラスHPより
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000319530

『おはようとかおやすみとか』まちた(2014年〜、徳間書店)

今日から3人の妹と同居します?!
突如現れた異母兄妹の3人になつかれた和平はなぜか購入した夢のマンションで一緒に暮らすことに。
家に住むということ、誰かと暮らすこと…。当たり前過ぎて忘れていた感情が詰まった、小さな家族の「ただいま」から「いってきます」までの物語。
温かな想いがオトナ女子の胸に響く、ハートウォーミングストーリースタート!

Amazon紹介文より

子どもたちが直面する社会問題を考える

『3月のライオン』羽海野チカ(2008年〜、白泉社)

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も――。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は――やさしさ溢れるラブストーリー。

白泉社HPより
https://www.hakusensha.co.jp/comicslist/43152/

『ヤンキー君と白杖ガール』うおやま(2019年〜、KADOKAWA)

「最恐ヤンキー」×「弱視女子高生」ラブコメディ!
街を牛耳る最恐ヤンキー・黒川森生(18)と
盲学校高等部に通う「弱視」の赤座ユキコ(16)。
出会ってしまった運命のふたり――!

累計350万PV突破の話題作がついに単行本化!

カドカワストアHPより
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321810000319/

『中卒労働者から始める高校生活』佐々木ミノル(2013年〜、日本文芸社)

工場で働く18歳の片桐真実(かたぎりまこと)は、自分を中卒だと笑い捨てた周囲を見返すべく、高校受験に失敗した妹の真彩(まあや)と共に人種のルツボ“通信制高校”に入学する。
そして入学式当日、見目麗しきお嬢様・逢澤莉央(おうさわりお)と劇的な出会いを果たす―――。
『ドットインベーダー』の著者、熱描!
ムキダシのリアル青春ラブコメ、待望の第1集!!

日本文芸社HPより
https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b328465.html

『日向さん、星野です。』うおやま(2022年〜・講談社)

「俺の目の前の席は、いつも空席だ」
高校1年生の星野 岬は、不登校のクラスメイト日向ももの家にプリントを持っていくことに。3年間引きこもっているというももに出会い、星野の日々は、少しずつ変わり始める――。引きこもりヒロイン×鈍感男子高校生。顔も知らない2人の放課後ラブストーリー!!

講談社コミックプラスHPより
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000370725

お仕事マンガ

『家裁の人』毛利甚八(作)・魚戸おさむ(画)(1988年〜、小学館)

●あらすじ/父親が高裁の長官であり、自身も将来を嘱望される身であるにも関わらず、“家裁”にこだわり栄転を拒否したことのある桑田。そして、暇さえあれば裁判所の周囲の植物に会いに出かけたり、世話をしたりする彼を変人と言う者もいる(第1話)。

小学館HPより
https://www.shogakukan.co.jp/books/09181671

『健康で文化的な最低限度の生活』柏木ハルコ(2014年〜、小学館サービス)

[生活保護]のリアルに迫る青春群像劇
新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。

えみるはここでケースワーカーという
生活保護に関わる仕事に就くことになったのだが、
そこで生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにして――

新聞メディアはもちろん、
現職のケースワーカー、医療、福祉関係者の方も注目する本格派ドラマ!

[生活保護]に向き合う新米ケースワーカーたちの奮闘劇、開幕!

小学館HPより
https://www.shogakukan.co.jp/books/09186357

『アンサングシンデレラ』荒井ママレ(2018年〜、コアコミックス)

総合病院の薬剤師として働く、葵みどり・26歳。医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、今日も彼女は患者の「当たり前の毎日」を守るため、院内を駆け回る!!称賛されなくてもあなたを支える医療ドラマ!!

コアコミックスHPより
https://catalog.coamix.co.jp/unsung

『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』七海仁 (原作)・月子 (漫画)(2020年〜、集英社)

パニック障害、うつ病、発達障害──。隠れ精神病大国と呼ばれる日本は、その名の通り、精神病患者の数自体は、アメリカ等と比べると少ない。その一方で、自殺率は先進国の中でも最悪レベル。悩んでいても“精神科は特別なところ”という思いこみが、人々の足を遠のかせてしまう…。
精神科医・弱井は、そんな日本の現状を変えていき、一人でも多くの“心”を救うべく、こう願う──。
「僕はこの国に、もっと精神病患者が増えればいいと思っています」

集英社HPより
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-891421-3

『リエゾンーこどものこころ診療所ー』竹村優作 (原作)・ヨンチャン (漫画)(2020年〜、講談社)

現代日本の痛みを描く医療漫画の新機軸! この児童精神科医は、発達障害を凸凹と呼ぶ。あなたの凸凹にハマる生き方が必ずある。/日本で発達障害と診断されている人はおよそ48万人。そして、子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。人知れず学校や家庭でトラブルを抱え、孤独や苦痛に耐えながら生きる人たちがいる。児童精神科医は、そんな親と子に向き合い続ける。第1巻は「でこぼこ研修医のカルテ」「金の卵」「学校に行けない子ども」の3編を収録。

講談社コミックプラス
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000342151

『こころのナース夜野さん』水谷緑(2020年〜・小学館)

心の痛みと向き合う、精神科ナースの物語
言葉にならないSOSと向き合う医療が、精神科。
心の病気からそれぞれの人の真実を知っていく物語です。

小学館HPより
https://www.shogakukan.co.jp/books/09860476

その他(世界への見方)

『町田くんの世界』安藤ゆき(2015年〜、集英社)

物静かでメガネ。そんな外見とは裏腹に成績は中の下。アナログ人間で不器用。なのに運動神経は見た目どおりの町田くん。得意なことが何もないと本人は思っていますが周りからは愛されています。その理由とは…? 別マの新感覚連載、必見の第1巻です!!

集英社HPより
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?jdcn=08845421845421315501

『雨と君と』二階堂幸(2021年・講談社)

雨の降る日に、1人と1匹は出会いました。“あともうちょっと”がほっこり尊いと話題です。

Twitterで1億6000万PVを突破した、たぶん仲良しなコンビの日常コミック!

講談社コミックプラスHP
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000349979

『メタモルフォーゼの縁側』鶴谷香央理(2018年・KADOKAWA)

ふと立ち寄った書店で老婦人が手にしたのは1冊のBLコミックス。75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは穏やかで優しい、しかし心がさざめく日々でした。

カドカワストア
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321712000755/

『四月は君の嘘』新川直司(2011年・講談社)

「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!! 少女の名は宮園かをり。性格最低・暴力上等の彼女はしかし、まぎれもなく最高のヴァイオリニストだった!公生は、かつて住んでいた音楽の世界に、強引に引きずり戻される。カラフルに色づく、音楽の世界に! 完結後の今もなお、各界からの絶賛の声が鳴り止まない音楽コミックの金字塔!「音が聴こえる」その描写から、目が離せない!

講談社コミックプラス
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000043314

『太陽の黙示録』かわぐちかいじ(2003年〜、小学館)

2002年8月10日、突如として首都圏を襲った巨大地震と富士山の噴火は、東海~南海にかけての巨大地震をも併発。日本列島は南北に分断されてしまう!その時、代々政治の道を歩んできた柳家の秘蔵っ子・舷一郎は、富士山に程近い仙石原にいながらも奇跡的に生還。行方不明の両親探しを始めるが…!?

小学館HPより
https://www.shogakukan.co.jp/books/09187031

運営者について
飯島章太
飯島章太
フリーライター
元児童相談所職員での経験を活かして、子ども・若者のケアに関わる人たちに取材を続けています。著書に『図解ポケット ヤングケアラーがよくわかる本』 。
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