日記:2019年5月18日
けあけあ
フリーライター 飯島章太のサイト
決して誰かを責めたいわけではなく、考えるために書きたいこと。
ここ最近一時保護所についてお話する機会をいただくことが増えてきました。
とてもありがたいこと。
そして就職前・就職直後の私の姿を見守ってくれた人たちでもある。
そしてよく言われることがある。
「私たちは現場の状態も知っていたから、いつまで持つかなって実は話し合っていた」
「やる気にあふれて、目をキラキラさせる姿をみて、これは絶対燃え尽きちゃうだろうなって思ってたよ」
と、当時の私を見て思っていたことを伝えていただくこともしばしばあった。
仮に当時、周りの方々に
「燃え尽きないようにね」
とか
「現場は大変だから、長く続けることが大事だよ」
と言われたとしても、
きっと私はあまり言葉を受け入れられず、変わらず燃え尽きていたと思う。
私だったら、「燃え尽きそうだな」と思った若い人たちと出会ったら、何ができるのだろう。
やさしく声をかける?
つながりを持って、定期的に連絡をとっておく?
何か異変を感じたら、支えられるように準備しておく?
どうだろう。
でも、明らかに大変な状況に身を置こうとしている人を、
ただ明らかに体調やその人の心身が崩れそうなことが予想できる中、
その人が倒れていく姿を見続けるのはしんどいだろうなと思う。
あまりに命や心身に危険すぎると、身をもって知っているから。
何かのために、誰かのために、
その人の身体が危険にさらされるのを
ただただ見ていることしかできないのは、
きっと無力感でいっぱいだと思う。
ある人に言われたことがある。
「まるで戦争状態だね」
そんな状態の中、何が私にはできるのだろう。