裁判ブログ編
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千葉県そして児童相談所への提訴の想い

けあけあ
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本日、2022年7月21日に千葉地方裁判所に、

千葉県庁に対して提訴を行いました。

一緒に取り組んでくださったのは、

今回結成された「じそう(児童相談所)弁護団ちば」

の方々です。

目的は、まずは千葉県の児童相談所の子どもたちのケアの質の向上、

そしてそのための職員さんの法律最低限の労働環境の整備・改善です。

この千葉でのきっかけから、全国的に児童相談所の職員さんへの労働環境の改善が

進むといいなと思っております。

今回の提訴にあたって、かなり迷いました。

提訴することによって、一時保護をためらう子どもたちもいるのではないかなと

躊躇していました。

ですが、今の一時保護所の環境を考えると、

むしろこのままの環境でいたときに、

一時保護所で起こりうるリスクが高すぎると思いました。

それだけでなく、精神疾患の休職率が16%を超える職場で

1人の人である職員さんの人生が悲しく変わっていくことが

とても心苦しく思いました。

きっと今回の提訴が、子どもたちのケアの質の向上、

余裕をもって子どもたちに接することができる労働環境の改善、

そして職員さんの安全・安心に働ける場づくりになることを信じています。

今回の提訴にあたっては、記者会見も行い、

記者さんが10名ほど集まってくださり、

そしてTBSさんも以前から取材いただき、今回報道していただきました。

この投稿や報道をご覧になってくださったみなさま、

私にできることがあればなんでもお申し付けください。

聞きたいこと、話してほしいこと、一時保護所のこと、千葉県のこと

私で答えられることはお話させていただければと思います。

1人1人の声が想いが、

千葉県、児童相談所、日本、社会の仕組みを

変えていける大事な力になると思います。

恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

運営者について
飯島章太
飯島章太
フリーライター
元児童相談所職員での経験を活かして、子ども・若者のケアに関わる人たちに取材を続けています。著書に『図解ポケット ヤングケアラーがよくわかる本』 。
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