チャレンジキッチンENgaWA
けあけあ
フリーライター 飯島章太のサイト
ダニエル・パウターがきっかけで、洋楽を聞くようになったし、自分なりに歌詞が読めるようになれたらという想いで英語も勉強するモチベーションを保っていました。
シンガーソングライターとしては遅咲きで、30歳ごろにデビューし、35歳の”Bad Day”で世界的なヒットを叩き出した。私が彼の曲に触れたのも、12〜13歳あたりだったかと。
弾いていたバイオリンを壊され、ピアノに変更。
大学時代には、失読症のため楽譜が読みにくく、通常のやり方ではできなかったけれど、それでも曲書き続けていた。
”Bad Day”は、そんな彼の境遇も含めて、彼の生き方を象徴しているようだった。曲のサビはこう始まる。
‘Cause you Had a bad day
You’re taking one down
You sing a sad song just to turn it around
(ついてない日だったからね。
落ち込むよね。
ただ未来が変わるようにと悲しい歌を歌うよ。)
ついてない日はついていないのだと、
そりゃ落ち込むだろうし、悲しい歌だって歌うよねと、
ただひたすら落ち込んだ人の姿を丁寧に歌っている。
そこに「頑張らなくていい」「間違ってないよ」と、
少しの彼なりの励ましを添えて。
彼の”Bad Day”という言葉は、
ついていなかった人たちを支える歌となり、言葉となっている。
「今日はついていなかったなあ」とネットで検索すれば、
彼の”Bad Day”が検索にひっかかる。
「そう。ついてなかったからだよね。」と、その曲は支えてくれる。