私の雑記
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【もやもやは一つ一つ言葉にしていくしかないかぁ…めんどくさいなぁ…】

けあけあ
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⓪導入~今日のもやもや

Twitterをふと見ていると

#退屈は犯罪です

というハッシュタグによるプロモーションをみかけた。

某動画配信サイトが出したものなようだ。

見たとき、かなり違和感を持った。

もやもやが残り、自分が傷ついたような感覚を持った。

Twitterを散見しても、否定的な意見も少なくない数いる。

正直、議論する時間書く時間ももったいない気もしたけれど、

今を象徴する事象かと感じたので、言葉にしようと思う。

①ハッシュタグの経緯の理解

まず前提として、先ほどのようなハッシュタグが、

どのように作られたのかについては私はよくわからない。

推測するに、プロモーション動画が刑事ものだったことから、

犯罪を取り締まるという流れでハッシュタグが生まれたのだろうと思う。

そしてハッシュタグの意図もなんとなく伝わっている。

おそらく多少の賛否両論を覚悟の上、むしろそれを狙って、プロモーション効果を狙ったのだろうと思う。

②ハッシュタグの中身の検討

そのうえで思うのだ。

プロモーションのためなら、多少の人を傷つけてもいいのだろうか、と。

「退屈」というのは、ハッシュタグやプロモーションの中では特に中身について限定されていない。人によっては、自分は退屈だとかそうじゃないとかを意味づけられる、抽象的な言葉だ。逆に言えば、あらゆる多様な人たちが「自分は退屈だ」と感じることができる言葉でもある。その意味では、プロモーションのやりがいがあるのだろう。

では一方で「犯罪だ」という言葉はどうだろうか。これについては、多くの人がネガティブな否定的な印象を持つだろう。もちろん、もちろん法律違反という狭い意味ではなく、「悪いこと」くらいのざっくりとした意味だろうとは思う。

とすれば、この「退屈は犯罪だ」という言葉は、かなり多くの人達にネガティブな印象を与える可能性を持ち合わせている。

③実際に傷つく人たち

例えば、どんな人たちがこの言葉によって傷つけられるだろうか。

・「退屈」したいと思っている人たち

・「退屈」したくないけれど、せざるをえない人たち

・「犯罪」に対して繊細・敏感な人たち などなど

具体的には

・「退屈」によって自分の心身を保ってきた人たち

・「犯罪」の被害者・加害者・家族・関係者 など

④ハッシュタグを作った(おそらく)無意識な排除

②③で述べたように、多くの人が今回のハッシュタグで傷つく可能性を持ち合わせている。

ではそのプロモーションを行った企業は、その可能性を予見できなかったのだろうか?

おそらく違うのだと思う。予見したうえで、それでもプロモーション効果を狙って実行したのだと思う。多少の人たちの傷つきを犠牲にしてでも、自身の事業拡大のために狙ったのだと思う。

社員の中には違和感を持った人もいるのかもしれない(いなければかなり危うい企業だろう)。

それでもその違和感を口に出せなかった人も多かっただろう。

強引にプロモーションを進めた社員・上司もいたのだろう。

それにストップをかける仕組みがその企業にはなかった。

⑤この社会の風潮としての今回の現象

では、今回のプロモーションを行った担当者個人の問題なのだろうか?

またはその企業だけの問題なのだろうか?

もちろんそれぞれ個人・組織の問題は抱えているだろう。

・倫理観、道徳観

・コンプライアンス順守

・組織のチェック体制

など根深いだろう。

また広告業界の風潮としても

・目を引く広告ならオッケー

・なるべくシンプルに伝わるもの

という流れもあるのだろう。

だが、もっと大きな問題なようにも思えるのだ。

「多少の少数派のことを傷つけたり、犠牲にしたりしても、

より自分達が(もしくは『みんな』が)『幸せ』になればいいだろう」

という考えが広がり、そしてそれが具体的になって現象として起きているのではないかという懸念だ。

こうした少数者を排除し、単純化して単一思考に陥る全体主義的な流れは、様々なケースで起きている。戦争、地域開発、政治など幅広いものに共通している。

ではこうした風潮に対して、何が1人1人にできるのだろうかと思う。

⑥書き終えて

・正直いえば、こんなことに1時間もかけて意見を書きたくなかったのだが、自分のもやもやが収まらずに書くに至った。

・あのハッシュタグが流れた後、傷ついた人が回復するまでどれほどの時間と労力があるだろうか。

・また賛否両論にかけられる時間の総数がどれほどあるか。

・安易なセンセーショナルな言葉は、結局人を不幸せにする。

・結局私にできることは、安易な言葉を使わず、一つ一つの言葉を大事に選んでいくことな気がする。

以上

運営者について
飯島章太
飯島章太
フリーライター
元児童相談所職員での経験を活かして、子ども・若者のケアに関わる人たちに取材を続けています。著書に『図解ポケット ヤングケアラーがよくわかる本』 。
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